冬の主役たち(6) 駅伝男子 大きな手応えをつかんだ都大路の走り 松井一(大分東明2年) 【大分県】

2023/01/11
  • 冬の全国大会

 初めて憧れの都大路を出走した1年時は、アンカーの大役を担い好走した。あれから1年、起伏の大きなクロスカントリーで苦手の上りを克服し、スタミナ強化に取り組んだ。今回の都大路で自ら第1区に名乗りを挙げたのは、エースとしての自覚が芽生えたからだ。「自分がチームを引っ張る」との覚悟で臨み、冷静にレース展開を読み、自ら練ったプランを遂行した。今回のレースでは手応えを課題も見つけることができたという。「下りで勝負はできたが、ラストスパートで勝ち切る力をつけなければいけない。次は区間賞争いができるようにしたい」と新たな目標が見つかった。

 

 年が明け、代替わりしてからは精神的にもチームを引っ張る立場となった。松井は「自分がみんなを引っ張りたいという思いは強くなった。今年はトラックシーズンからレベルアップして、都大路につなげたい。次こそは表彰台の目標を達成したい」と強い決意を示した。

 

チームを引っ張る立場となった松井一(前列左端)

 

 

(柚野真也)

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