全国高校ラグビー 20トライを決め、130得点で大勝した大分東明 【大分県】

2022/12/28
  • 冬の全国大会

 タックルを受けても、鍛え上げた強靭(きょうじん)な体で跳ね返して押し込む。縦に突進して密集に相手が寄せてくれば、走力のあるバックス陣にボールを回して振り切る。全ての局面で相手を上回り、大分東明が圧倒した60分間だった。ボールを継続して試合を支配し、相手が攻撃する時間はほとんどなし。計20トライで、得点数も県勢としては初めて3桁の大台に乗せた。

 

 展開ラグビーが持ち味のチームが、1対1で負けない激しさを求めたのは、全国の舞台を経験して、強豪校相手に悔しい負けを経験したからだ。選手たちは自主的にウエートトレーニングで体をいじめ、練習でもコンタクトプレーを増やし、個の能力を上げてきた。その成果を本当に試すのが、次の相手となる前大会覇者の東海大大阪仰星との試合となる。3月の全国高校選抜大会で敗れた相手だ。白田監督は「今日のようにボールが継続するようなことにはならないと思う。コンタクトの部分で互角の戦いをして我慢比べをしたい」と話し、浦山は「次の試合を楽しみにしていた」とリベンジマッチに燃えている。

 

全ての局面で上回った

 

(柚野真也)

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