春高バレー県代表決定戦 男女決勝レポート

2017/11/03
  • 冬の全国大会

狙い通りの試合展開で別府鶴見丘が連覇

 

別府鶴見丘3−1大分工業

    (25—20)

    (25—23)

    (14—25)

    (25—16)

 

 

 「相手の力が上だった。完敗」。大分工業高校の江崎裕之監督がそう語るほど、別府鶴見丘高校は隙のない試合運びを見せていた。

 立ち上がりから力強いサーブで揺さぶり、しっかりとブロックでボールの勢いを止めて、いい形でセッターにつなぐ。エースの小田涼太(3年)、勢いのある清田晟ノ祐(1年)らが分厚い攻撃でポイントを稼いだ。また、守備でも「山下(凌)と平松(嵩淳)の3年生のミドルがブロッカーとしての役割を果たし、彼らの伸びがそのままチームの伸びとなった」と丸山野涼介監督が話すように、高さのある前衛がスパイクのコースを切るなど、相手の攻撃を機能不全に陥らせた。

 そして、「予定通り。2セット目に小田を抜いて休ませ、勝負どころで使った」と第2セットの途中からエースを温存し、勝負の4セット目に小田が期待に応え、次々とスパイクを決めた。

 

 大分工業は、追う展開が続いたが、第3セットではピンチサーバーの今村啓太郎(3年)が流れを作り、キャプテンの首藤俊輝(3年)が連続スパイクを決め、一矢報いた。だが、攻守のバランスの完成度を高めた別府鶴見丘は崩れることなく2年連続の優勝を飾った。

 

 

(柚野真也)

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