全国高校サッカー選手権県予選前企画(5) 大分工業 決勝で負けた悔しさを力に、ノーシードから頂点目指す

2022/09/19
  • 冬の全国大会

 夏休みは県外遠征を多く組み、実力のある強豪校と練習試合を重ねた。MF工藤渓(3年)は「自分たちの時間帯が来るまで、我慢強く戦えるようになった」と成長を実感。先制点を許しても崩れることなく、逆転勝ちすることも多かったという。友成義朗監督も「全国レベルのチームと互角に対戦できるようになったことで選手は自信がついた」と手応えを感じている。

 

 パスをつなぎ、相手のバランスを崩し、サイドを主体に攻撃を仕掛けるスタイルは変わらない。友成監督は「隙を見せず、最後まで集中して戦えるメンバーがピッチに立てる」と選手選考基準を明確にし、チーム内の競争意識をあおる。大会までに中盤の構成を見直し、ベストメンバーを送り出すつもりだ。工藤は「決勝で負けた悔しさを晴らすのは優勝しかない。全試合で他チームを圧倒したい」とチームの思いを語った。

思うような結果は出てないが、周囲の評価は高い

 

 

(柚野真也)

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