別府鶴見丘高校 連覇に向けて死角なし、王者として迎え撃つ

2017/10/24
  • 冬の全国大会

バレーボール男子 春高バレー県予選(1)

 

 全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)の男子の県代表決定戦が28日始まる。県高校総体を制し、連覇のかかる別府鶴見丘が優勝候補。伝統校の大分工業、ここ1、2年で力をつけている大分南が対抗馬となる。頂点に登り詰めるのはどの高校か!

 

 県内の強豪校の中でも、頭ひとつ抜きんでている別府鶴見丘。県高校総体をすべてストレートで勝ち抜き、圧倒的な強さで優勝した。全国舞台のインターハイを経験し、1年生が力をつけ選手層は厚みを増した。春高バレー県代表決定戦での連覇なるか、注目が集まる。

 

 3年生にとっては最後となる今大会。試合に懸ける思いは大きい。キャプテンの小田涼太はいまや県内No.1のプレイヤーへと成長した。時間差やサイドなどを使った多彩な攻撃パターンを持っている。その小田とともにアタッカーとしての活躍が期待される清田晟ノ祐(1年)はバックアタックを得意とし、前後からの攻撃が可能だ。

 

 この2人に的確なトスを上げるセッターの木下福太郎も1年生。その他にもレシーブが安定しているリベロの木下草太郎、指示が的確で安定感のある白井太陽、爆発力のある平嶋麟太朗ら即戦力の1年生が揃い、選手間の競争はし烈だ。丸山野涼介監督は「選手も私もプレッシャーはあるが、いい雰囲気で練習ができている。1年生に経験を積ませるためにも2年連続で(全国大会に)出場しないと意味がない。連覇の期待に応えたい」と意気込みを語った。

 

 連覇に向けて、新たな試みとして選手のコンディション管理を徹底した。スマートフォンのアプリを活用する最先端のツールを取り入れている。選手は毎朝、体調や睡眠時間などのコンディション情報の他、病気やけがの情報を入力し、監督やトレーナーと情報を共有する。選手のその日のコンディションが事前に把握できるので、練習内容やけがの防止に役立っているという。本来の力を100%発揮できる術を得て、盤石の態勢で試合を迎える。

 

キャプテンとして高校生活最後の大会に臨む小田涼太(3年)

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