ラストバトル〜3年生、最後の戦い〜 ラグビー 大分舞鶴の復活劇はこれから始まる

2022/01/08
  • 冬の全国大会

 もう一人のキャプテンの川上隆輔(3年)は、キックを多用して、攻撃でスピードを上げ、アンストラクチャー(キックなどで互いの陣形が乱れた状態)を増やそうと試みた。「自分のドロップミスなどもありアタックできなかった。シード校が相手となると守備がきつく、思うようなプレーができなかった」と実力差を感じたようだが、「チャンスはあったし、そこでトライを奪えれば流れを変えることはできたと思う。後輩には、この差を埋めるための練習をして、全国で上位を目指せるチームになってほしい」と話した。

 

 点差が徐々に開き、最終的には0−45で敗れたが、「60分間諦めることなく、花園でプレーすることへの思いを抱いて過ごした3年間を体現してくれた。2人のキャプテンを中心にチームワークがよく、一人一人が自立し、自分を律することができるチームだった。3年間お疲れさま、そして、ありがとうと言いたい」と杉本監督。島は「3年間、きついことが9割、楽しいことは1割だった。それでも花園でプレーできたことで報われた。常勝チームとして、舞鶴の名をもう一度全国に広げてほしい」と、伝統校復活へのミッションを後輩に託した。

 

最後まで諦めずにプレーした3年生たち

 

 

(柚野真也) 

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