冬の全国大会特集 バスケットボール女子 全国大会初出場、大分の第2章の始まり

2021/12/15
  • 冬の全国大会

 目標は3回戦進出。第1シードの桜花学園(愛知県)との対戦を強く望み、「これまで県代表になることが目標だった。次の目標を考えるには日本一強い相手と試合をして、自分たちの今の実力を体感する必要がある」と楠本監督。司令塔の梶西未知(2年)は「全国の強豪と、1試合でも多く試合をしたい」と話し、得点源の板倉菜緒(同)は「県内では対戦できない圧倒的な高さのあるチームに、どれだけ自分たちのバスケが通用するか試したい」と一戦必勝を誓う。

 

 大分中学に女子バスケ部ができたのが2015年、その3年後に高校でも創部し、7年目でつかんだ初めての全国大会の切符。後藤は「悔しい思いをしてきた先輩のためにも、支えてくれた方々に恩返しをするためにも、この大会から新しい歴史をつくりたい」と話す。

 序章から第2章へ、「奇跡を起こす」から「次のステージ」へ。まずは全国の舞台に立ち、選手が何を感じ、その経験がどんな変化をもたらすのか見届けたい。

 

初の全国舞台に挑む

 

 

(柚野真也)

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