冬の全国大会特集 駅伝女子 ベストメンバーがそろい、調子上向きの大分東明

2021/12/05
  • 冬の全国大会

年末年始に幕を開ける冬の全国大会。

激しい予選を勝ち抜いた各競技の県代表を紹介し、大会を展望する。

今年度の総決算を見逃すな。

 

入賞のためのポイント

・細心の調整

・心身の充実

・1、2区で流れをつくる

 

 

 冬の都大路を駆け抜ける準備は着実に進んでいる。「女子第33回全国高校駅伝競争大会」に7年連続9度目の出場となる大分東明。満身創痍(そうい)で県予選、九州大会を走り、ようやく故障者が復帰してベストメンバーがそろう。目標は1時間10分を切り、入賞することだ。井上浩監督は「ようやく全員が走れる状況になった。ここから選手それぞれにライバル意識を持たせ、高めたい」と仕上げの段階に入る。

 

 軸となるのは竹原さくら(3年)と多田妃奈(2年)、スーサン・カモソ(同)の3人。竹原は1年生の頃から都大路を走っており、昨年同様に1区を任されそう。高校3年間の集大成との思いは強い。「昨年は思うような走りができなかった悔しさがあった。この1年間、都大路でリベンジすることだけを考えてやってきたという思いを感じる」と井上監督。エースとして、キャプテンとして竹原に全幅の信頼を寄せている。レースの駆け引き、勝負強さに定評のある多田は好調を維持しており、好記録を計算できる選手だ。竹原と共に前半で流れをつくり、上位で後続に託したい。

 

3度目の都大路に出走する竹原さくら

 

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