全国高校サッカー選手権県予選前企画(3) 中津東 独自のスタイルで頂点を目指す

2021/09/22
  • 冬の全国大会

 全国高校サッカー選手権大会の県予選開幕前企画として注目校を紹介する。第3回は6月の県高校総体でベスト4となり、チーム全体にポジティブな雰囲気が流れ込んだ中津東。7年ぶりの全国高校サッカー選手権大会出場を目指す。

 

 県高校総体で4強入りしたことで自信を深め、「高円宮杯JFA U-18サッカーリーグ2021 OFAリーグ(OFAリーグ)」では1部昇格に向けて、視界は良好だ。県北の雄として、これまで数々の実績を残した中津東だが、ここ5年は優勝から遠ざかっている。今年4月に赴任した首藤啓文監督は「プレーに個性がある選手が多かった。それぞれの感性でプレーしていたので、方向性を示した」。それはチームスタイルに選手をはめ込むのではなく、あくまでも選手の個性を引き出すものだった。

 

 「感性を合わせる作業を意識させた」(首藤監督)ことで県高校総体ではすぐに結果は出たが、チームづくりはまだまだこれから。キャプテンの村本輝(3年)は「コミュニケーション能力は高くなり、声も出るようになったが、守備は粘り強さが必要だし、攻撃も改善する点はある」と話す。1対1やヘディングが強い村本は、けがで県高校新人大会と県高校総体に出場しておらず、今大会では完全復帰すれば、そのままチームの上積みとなりそうだ。

 

チーム状態は上々の中津東

 

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