全国大会冬の陣⑦ 弓道男子 大分南 攻めの気持ちで射抜く

2020/12/16
  • 冬の全国大会

ベスト8入りするための3カ条

 

・攻めの姿勢を崩さない

・事前練習なしの本番を想定した練習をする

・きちんと会(弓を引く動作)をつくってぶれない離れ(弓を放つ動作)を出す

 

 11月に行われた全国高校選抜弓道大会県予選を兼ねた第33回県選手権で、男子は大分南が7月の県高校総体に続き優勝。全国への切符を手に入れた。

 これまで結果を残せなかったチームの躍進を支えたのは2年生6人、1年生6人という例年にない選手層の厚さ。ゲームキャプテンで大前(おおまえ)の佐藤凜太朗(2年)と落(おち)の水筑拓海(2年)は県高校総体にも出場しており、試合開催が限られるコロナ禍において、貴重な体験を積んだ選手が中核を担ったことも大きかった。久保田信輔監督は「特別なことは何もしていない」と謙遜するが、会から離れの基本動作を徹底する地道な指導も実を結んだ。

 

 チームを引っ張る佐藤は「これまで育てた選手の中でもトップ3に入る」(久保田監督)という逸材。抜群の的中率を誇り、県予選でも大きな存在感を示した。全国大会では佐藤が大前として最初に流れを作れるかがポイントになりそうだ。大会に向け佐藤は「まず1本目を当ててチームに勢いをつくりたい。みんなに声掛けして緊張を解くのも自分の役目」、2番の石松功暉(2年)は「行けるところまで行きたい。目指すのは一番上」と意気込みを語った。

県高校総体に続き優勝した大分南

 

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