全国高校男子駅伝 機は熟した大分東明、表彰台も射程圏内

2019/12/13
  • 冬の全国大会

全国大会に向けての3つのテーマ

 

①アクシデントの対応

②ピークを本番に

③自信を過信にしない

 

 全国高校駅伝競走大会県予選で男子の大会記録を大幅に更新した大分東明。2時間4分47秒は全国大会でも表彰台を狙える記録だ。「県予選のコースは高低差が100㍍ある難コース。そこであれだけの記録を出すとは想定外だった」と井上浩監督は驚きを隠せなかった。

 

 昨年の全国高校駅伝はエースが大会直前にけがで離脱し、走順を急きょ変更することを強いられた。思うような結果が得られず、不完全燃焼で終わってしまった反省から、新チームは、「突然のアクシデントがあっても対処できるように選手層を厚くすることに取り組んだ」と井上監督。

 

 ただ、監督の思いとは裏腹に「自分たちなら何とかなるだろうという慢心があったのかもしれない」とキャプテンの上野優人(3年)は振り返る。体のケアや栄養摂取など自己管理が甘く、けが人が例年より多かった。夏場には焦りからオーバーワークに陥り、さらにけが人が増え負の連鎖に陥った。ただ、失敗から学んだことも多く、悪い状況下でも各自がやれることを見つめ直すことで、練習に取り組む姿勢が変わった。

 

 「おごることなく強い東明を取り戻そう」と全員のベクトルが同じ方向に向かってから、飛躍的に記録が伸びるようになる。井上監督は「力が有り余って練習を抑えるのが大変。ピークを全国高校駅伝まで抑えるのに苦労している」とうれしい悩みを抱えている。

 

 戦力も充実している。1年の頃から都大路を走る遠入剛(3年)に、下りのスペシャリスト上野、駅伝の経験は浅いがスピードのあるダンカン・キサイサ(2年)、力のある3年の宮崎魁舟、河野友誠の5本柱が好調を維持。そこに「ここ1カ月で急成長を遂げている選手がいる」(井上監督)と秘密兵器が2人もいることを明かした。今年の都大路に東明旋風を巻き起こすかもしれない。

 

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