全国高校バスケ選手権県予選 女子①全国まであと一歩と迫る大分

2019/10/15
  • 冬の全国大会

 チームの得点源であるエースの秋吉楓(2年)や、ポイントガードとしてチームを牽引する有墨遥野(2年)が中心となることは想定されるが、他のメンバーの成長も著しく、チーム力の底上げをしてきたように感じる。また「高さがない分、アウトサイドからのシュートが入らなければ勝機はない」と楠本監督が話すように、積極的にゴールを狙う姿勢とその成功率を上げるための練習に時間を割いてきた。いかにベストな状態でシュート態勢に入れるか。そのためのシステム練習にも励んでいる。ピタリとはまれば得点を量産し、相手を引き離す能力は十分に持っている。

 

 懸念される高さでは、リバウンド強化も重要課題。一つ一つのリバウンドを確実に制することが、勝利のポイントとなりそうだ。さらに「県総体では失点が多すぎた」(楠本監督)と指摘するように、僅差で勝利した試合も多かった。シュート成功率の高い上位チームを相手に勝ち上がるためには、最後まで相手に食らいつき、ミスを誘うディフェンスが求められる。

 

 歴史を刻む途中である彼女たちが、どこまで上位チームに食らいつけるか。創部以来掲げ続ける「初優勝」の目標に向けて強豪に立ち向かう。見逃せない試合をしてくれそうだ。

 

初優勝に向けてチーム一丸となる

 

(黒木ゆか)

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