三好ヴァイセアドラー 国内最高峰「Vリーグ」に参戦

2018/03/28
  • 大分三好ヴァイセアドラー

 戦力的には、今季Vチャレンジリーグを戦い抜いたエースのヤカン・グマや新キャプテンとなった高山伸悟、成長著しい濱本豊、米田亘希が中心となるが、「アジア枠を使い、日本代表クラスの選手の獲得に動いている」(小川監督)。大幅な戦力の入れ替えはないものの、要所となるポジションで即戦力の獲得を目指す。

 

 大分三好の強みは攻撃的バレー。「格上相手がほとんどだがビビらず、チャレンジャーとして挑みたい」と高山。鋭いサーブで相手陣形を崩し、ブロックの狙い所を定める今季の戦い方がV1リーグでどれだけ通用するか定かでないが、小川監督は「自分たちのスタイルを見失わずに戦いたい」と話し、「最初は我慢する期間が続くと思うが、早い時期に1勝して成功体験を積ませたい。目標は2桁勝利」と力強く語った。

 

 いずれにしても、新シーズン開幕まで7カ月。運営資金に戦力補強、スタッフの増員、観客動員数増加など課題は多いが、「バレーボールを熱くする大分県」をスローガンに、地域に根ざしたチームとしてバレーボールの魅力を発信していく。日本最高峰リーグの門をくぐった以上は、クラブだけでなく、ファンも県民も腹をくくって前に進み続けるしかない。

 

新キャプテンとなった高山

 

(柚野真也)

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