バサジィ・フットサル 上福元俊哉 得点こそすべて。スペシャリストの真髄

2018/05/27
  • バサジィ大分

 安定感のあるポストプレーと相手を背負った状態での反転シュートを武器に、府中アスレティックFCの攻撃の軸を担ってきた。今季から新天地を求めバサジィに加入。得点への並々ならぬ執着を持つ生粋のピヴォの素顔に迫る。

 

Q:チームが始動して1カ月が過ぎました。大分には慣れましたか?

A:いいところですね。僕は山が好きで自然も多い。生活環境にもチームにもすんなり馴染めたと思います。

 

Q:チームの仕上がり具合は?

A:リーグ戦が始まらないと分かりませんが、全選手が真面目に頑張るチーム。(年齢が)下の選手もベテラン選手も最後までやり切る。昨年まで対戦相手として大分を見てきましたがイメージ通りでした。

 

Q:昨シーズンはバサジィはリーグ戦最下位に終わりました。外から見ていてバサジィに足りなかったものは何だったと思いますか?

A:正直、怖さは全くなかった。最終節でも対戦しましたが、その時も選手が迷いながらプレーしていると感じました。優勝争いをしていた頃の大分はやりにくかった。昨シーズンとは逆で一人ひとりが自信を持ってプレーしていました。

 

Q:今季から加入し、キャプテンに任命されました。どんなプレーでチームを引っ張っていきたいですか?

A:年齢も在籍年数も関係ないと思っています。チームの勝利のために強い気持ちを持って戦いたい。個人的には存在感を示したい。言葉でなくゴールを決めてチームを引っ張りたい。持ち味である反転シュートや豪快なシュートを見てほしいですね。序盤の2、3試合が勝負。そこで得点できれば一気に乗れる。プレッシャーはありますが覚悟はあります。

 

Q:改めてですが移籍の経緯は?

A:6年間府中アスレティックFCでプレーしましたが、このままではダメだと感じていました。自分が成長するためには環境を変えるか、もしくは引退するか。そう考えていた時に大分の監督になった伊藤(雅範)さんから話をもらった。教師をしていた僕にFリーグでプレーする機会を与えてくれたのが伊藤さんだったので、恩返しをしたかったこともありました。それに弟(直人・J2東京ヴェルディ)が大分トリニータにいたこともあり、大分とは縁を感じていました。

 

Q:弟とは入れ違いで大分に来ることになりましたが、移籍の際には互いに相談したのですか?

A:僕が大分からオファーをもらった時には弟はすでに東京ヴェルディに移籍していました。弟は驚いていましたが、「大分、いいんじゃない」と一言だったけど後押ししてくれました。僕としては昨シーズンはサテライトでプレーしたこともあり、このまま終わりたくないとの思いがあったので移籍の話はありがたかったです。

 

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