バサジィ大分の吉田圭吾が、フットサル日本代表候補としてトレーニングキャンプに初招集された。吉田は「自分のやってきたことが評価された」と胸を張る。Fリーグ2部のポルセイド浜田から大分に移籍して４シーズン目。チームの主力を担うまで成長し、今季からキャプテンとなった24歳は「代表に定着できるような選手になる」と目を輝かせる。

　20日から３日間のトレーニングキャンプに向けて、招集の知らせを聞いてから、チームメートであり、憧れの選手として慕う日本代表常連組の仁部屋和弘を質問攻めにした。「監督はどんな人で、どんな戦術を持ち、どんな練習をするのか」にはじまり、集合場所に着ていく服や靴、初対面の選手へのあいさつ、ホテルの過ごし方まで。分からないことは何でも聞き、全てを吸収しようとする向上心こそ吉田の真骨頂。ここ１、２年は手本とする仁部屋のピッチ内外の言動をこと細かに観察し、フットサルに生かせることは全て試した。そのかいあって、ここまで上りつめた自負もある。

今季からキャプテンとなった吉田圭吾