バサジィ・バレー ニューカマーファイル 岩崎みなみ「このままでは終われない」

2021/04/28
  • バサジィ大分

 学生時代は速攻を軸に、低くて速いトスで相手ブロッカーにマークされないコンビバレーを追求してきたが、バサジィのスタイルはオープンバレー。さらに今季はチームがツーセッターの採用を考えており、岩崎はセッター以外にもスパイカーとしての役割が求められる。「久しぶりにスパイクを打った。下手くそだなと感じた」と苦笑い。それでも、これまでのバレーボール人生は挑戦の連続だった岩崎にとって、困難こそパワーの源泉だ。「スパイクを決める難しさはあるけど、セッターをしていたからどんなトスが上がるのかイメージできる。自分の良さを出して、チームメートを生かせるプレーをしたい」

 

 新天地でのスタート。仕事とバレーボールの両立の難しさを感じながら、バレーボールができる環境に感謝する。「このご時世でバレーを続けたくても続けられない人がいる。仕事をしながらなので練習の参加者が少なかったりするが、弱音なんて吐いていられない」と岩崎。競技を始めた頃から一番の理解者であり、応援してくれる親に対する「恩返し」の気持ちは強い。「このままでは終われない。バサジィで活躍する姿を見せたい」。目標は高校以来の日本一。全日本クラブカップ女子選手権大会で優勝を目指す。

 

目標はクラブ日本一

 

 

(柚野真也)

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