トリニータ 高山薫 大分スタイルの体現者となり古巣へ里帰り

2019/05/10
  • 大分トリニータ

 今節は古巣となる湘南との対戦。高山が「移籍を決めたときから対戦を楽しみにしていた相手」だ。プロ9年目、その間1年だけ柏に期限付きで移籍したことがあるが、そのときはカテゴリーが異なり対戦はない。今回初めて湘南と対戦する。「変な感じ。自分も相手のことをよく知っているが、相手も自分のことを知っている。湘南のサポーターは拍手で迎えてくれるのか、ブーイングなのか。それも楽しみだけど、大分の一員として勝点3を狙いたい」と感傷に浸ることなく、敵地での一戦におのずと力が入る。

 

 大分と同様に湘南も独自のスタイルを築き上げたチーム。最前線からプレッシャーをかけ、ボールを奪えば目一杯の人数でゴールを目指す戦い方は「湘南スタイル」と呼ばれる。その体現者であった高山が、今度は“大分スタイル”の体現者となる。GKからパスをつなぐ大分スタイルは、湘南のプレッシングと相性が悪い、と水を向けられ「かわせば一気にチャンスになる。膠着(こうちゃく)した重い展開にならないと思う。90分間、見応えのある試合になる」と言い切った。

 

古巣との対戦は楽しみと語った高山薫

 

(柚野真也)

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