トリニータ 大学経由でトップ昇格を果たした國分伸太郎

2017/10/14
  • 大分トリニータ

チャンスは誰にでもある

 

 プロ1年目の國分は寮生活だ。大分トリニータUー18で3年間過ごした懐かしい場所に戻ってきた。「試合に出ることができず悩んだり、落ち込んでいる選手を見ると当時のことを思い出す」。後輩に声を掛け、アドバイスすることもあると言う。「試合に出ていなくてもスタッフは見てくれている。1年を通して安定したプレーができるのがいい選手。今は苦しいかもしれないが頑張れ」と励ます。

 

 アカデミーの試合結果をこまめにチェックする國分は、今季最後の大会となるJユースカップに挑む後輩にメッセージを送った。

 「高校3年生にとってはユースの締めとなる大会。3年間の集大成としてすべてを出し切ってほしい。1、2年生は普段対戦の少ない関東や関西のチームと試合ができるいい機会。今の自分の立ち位置が分かるし、今後の進路を決める上でも大事な大会となる。誰が見ているか分からないので、全てがチャンスと思って自分をアピールしてほしい」

 

 大学経由トップ昇格の第一人者は、プロへの道はいつも、誰にも門戸が開かれていることを知っている。そして、そこに辿り着く難しさも知っているからこそ、「諦めずに挑戦する強い気持ちを忘れないでほしい」と話した。

 

新入団選手会見で「4年越しに大分に帰ってこれて嬉しい」と話した國分(前列左端) 

 

(柚野真也)

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ