トリニータU−18 次代のスターを探せ! Vol.3

2017/10/13
  • 大分トリニータ

大分アカデミーのプジョル

三木慎博

 

 テクニシャンの多いチームにあって、闘志あふれるプレーができる三木慎博(高校2年)の存在は大きい。鈴井智彦監督は「不器用だが(元バルセロナの)プジョルを彷彿させる」と最大の賛辞を贈る。相手の攻撃を食い止めるだけではなく、攻撃の起点としてプレーする技術と知識、知性がある三木は「球際の強さ、スピードには自信がある。奪ったボールをカウンターにつなげたい」と自分の役割を心得ている。高い集中力を持続させてボールを奪い、素早く攻撃へとつなげることができる。

 

 高畑と同じく中学から大分トリニータU−15に加入した。三木は「サッカーの基本であるボールを止める、蹴るを徹底的に反復したことで、相手のプレッシャーを受けてもボールを失わず、パスをつないで崩せるようになった」と話す。大分トリニータU−18に上がってからはハードワークを加え、メンタルも充実している。これまで指導を受けたスタッフから「(気持ちの)矢印を自分の内側に向けろ」との教えを受け、「自分のミスを人のせいにするのではなく、客観的に自分のプレーを分析できるようになった」。

 

 守備だけでなく、攻撃の起点としても活躍する三木。Jユースカップでも、彼のプレーから目が離せない。闘志が前面に出て、気迫がみなぎるプレーには人を惹き付ける何かがある。華麗なプレーもいいが、その裏でチームを支えるプレーに焦点を当てたい。

 

 

 

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