大分トリニータ 形になりつつある新システム、攻撃意識を高め得点力アップを目指す

2022/02/10
  • 大分トリニータ

 リーグ開幕を待ちわびるサポーターの前で、今季初めての練習が昭和電工ドーム大分で公開された。サポーター約500人が見守る中、選手は芝の感触を確かめ、11対11などを通じ、サイド攻撃や2列目から飛び出す形を意識した練習が行われた。下平隆宏監督は「天気も良く、サポーターがいい雰囲気をつくってくれたので、晴れやかな気持ちで練習ができた。サポーターの期待感が伝わった。開幕戦で勝って喜びを分かち合いたい」と開幕勝利を誓った。

 

 下平監督は1年目のキーワードに「継続」を挙げており、昨季からのチームコンセプトを踏襲する方針だ。「昨季までのスタイルを継続しつつ、徐々に僕の色を出していければいい。力がある選手が多く、それを引き出すことが大事」と語る。昨季同様にマイボールを大切にし、後方から攻撃の形を組み立てるが、今季はゴールへの意識を強調している。ピッチの幅を最大限に使って丁寧にパスをつなぎ、クロスからゴール前に飛び出していく―。そんな攻撃的なスタイルを追求している。

 

 これまでに行われた練習試合は、昨季までの3バックから、攻撃に比重を置いた4-3−3を採用。調整の色合いが濃く、結果にこだわる時期ではないが、全てセットプレーからの得点となったことを考えれば、新システムが機能したとは言い難い。キャプテンの下田北斗は「守備の役割が大事になってくるけど、意外とスムーズにできた。少しずつ良くなっている」と充実の表情だ。

 

開幕戦に向けて調整は順調

 

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