トリニータ 井上健太インタビュー「サイドで1対1になったときには仕掛けて打破し、相手を上回りたい」
- 大分トリニータ
大分トリニータは5月26日、昭和電工ドーム大分で横浜Fマリノスと対戦する。MF井上健太選手にインタビューした。(大分合同新聞連動企画・新聞は24日付本紙に掲載)
「自分だったらチームがボールを保持したい時でも行っちゃって(ボールを)失うっていうことがありますが、(松本)怜くんは試合の状況を考えてプレーできるし、周りを使うのもうまいし、すごく勉強になっています」と話す井上健太選手。昨年、特別指定選手(福岡大学4年)としてリーグ戦6試合、カップ戦2試合に出場し、今年、大卒ルーキーとして入団。持ち前のスピードを生かした突破から好機を演出する。
―依然厳しい状況です。チームの雰囲気はどうですか?
戦術的なことに関してどうこういうよりも“戦う”というベーシックな部分を大事にして、走ったり、切り替えたり、気持ちの部分をもっと前面に出していかなきゃいけないと思っています。
―ここまで戦って自身の出来はいかがですか?
充実感は全くないです。今は自分が点を決めるというよりも、チームが勝つために何をしなきゃいけないかを考えながらプレーしています。若い、新入りの自分が、たとえば去年の三苫薫選手(川崎)のように、怖いもの知らずじゃないですけど、ギラギラした思い切ったプレー、みんなと違うプレーをもっと出していかなきゃいけないと思っています。
―トリニータは両サイドからの攻撃が重要になると思いますが、できている部分や課題をどう感じていますか?
相手の背後に対してうまくウラを取ることはできていると思いますが、J1で戦っていく上で大事なのは、戦術的なことより個のところだと思うので、サイドで1対1になったときには仕掛けて打破し、相手を上回りたい。課題としては攻撃に行くか行かないかの判断を早くし、クロスの精度も上げて(ゴールまで)完結させていきたいと考えています。