トリニータ 注目の新戦力③下田北斗 バランス保ち、個を生かす

2021/02/20
  • 大分トリニータ

 「独り善がりにならず自分の良さを出す」。それは昨季の王者・川崎の一員として3年間で学んだことだ。「川崎はチームとしての方向性を理解した上で、それぞれが自分の特徴を出して極めている。みんなが同じことをしているわけではない。優勝するチームは個々の能力が高いだけでなく、一つ一つのプレーにこだわる意識の高さがちょっと違う」。根底には強い個の集まりが強固なチームをつくるという思いがある。

 

 片野坂知宏監督が求めるボランチは、まずは中央からの崩しをケアする守備を前提に、シンプルにサイドにつなぐプレー、味方のフォローが第2、第3のミッションとして続く。「大分はすごく戦術的なサッカーをすると思っていた。実際にプレーして(戦術が)見えてくる部分もあったが想定内。もっと理解を深め、監督の意図に合わせる必要がある」とチームを支えるプレーを目指し、そこからアレンジを加えるつもりだ。「今季の目標は全試合に出場すること」

 

コミュニケーションを図り、チームに溶け込む

 

 

(柚野真也)

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