トリニータ 注目の新戦力③下田北斗 バランス保ち、個を生かす

2021/02/20
  • 大分トリニータ

 最前線の長沢駿から最終ラインの坂圭祐までの“新センターライン”で真ん中を担うのがMF下田北斗だ。躍動感あふれる守備と正確なロングキックが持ち味の左利きのダイナモ(発電機)の主戦場は、長沢と坂をつなぐ中盤の底のポジションになる。大卒新人として甲府からキャリアをスタートし、湘南、川崎と渡り歩き、プロ8年目は4クラブ目となる大分で新たなスタートを切る。移籍について下田は「環境が変わるのは大変な面があるが、行った所でいろんな考え方を持った選手、スタッフに出会えるのは人生の幅が広がる。そこでしか得られない経験があり、トータルで考えたら得るものは大きい」と語る。

 

 開幕まで1週間となり、「あっという間だった。チームとしてのやりたいことは理解したつもりだが、試合をやってみないと分からない。手応えはあったり、なかったり」と手探りは続いている。チームに合わせることが絶対と前置きした上で「チームスポーツだけどプロサッカー選手は個人競技。自分の良さを出さないと評価は上がらない。でも独り善がりになれば評価は下がる。バランスを見つけるのが大事」と自分の居場所をつくろうとしている。

 

攻守の要として期待される下田北斗

 

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