トリニータ 片野坂知宏監督 残り5試合に挑む指揮官の算段、6季目の決断を語る

2020/12/04
  • 大分トリニータ

 今季5試合を残して現在10勝7分12敗、勝点37で暫定11位の大分トリニータは、昨季の勝点47、9位を上回る成績を残すことが今後の目標だ。それは片野坂知宏監督が就任当初に掲げた「J1定着」につながる。11月中旬に監督続投が決まった指揮官の胸中、残り5試合の算段、来季に向けてのプランを聞いた。

 

攻守で狙いを持って戦えている

 

Q:最近の試合内容を振り返ってください。

 川崎、C大阪、名古屋の上位との連戦は1勝1分1敗。川崎、名古屋からは勝点を取ることができ、選手は最後まで集中力を切らさずに戦えていた。戦い方の狙いを合わせてやってくれているし、いいパフォーマンスを維持してくれています。

 

Q:守備の安定感については?

 守備の狙いをチームとして持っていて、思い切ってアグレッシブにチャレンジできています。選手には迷いなくやろうと伝えている。どこでボールを奪える可能性があるかということでピッチに立つメンバーや対戦相手によって、狙いは変わります。上位のチームはパスをつなぐのがうまく、個々の能力も高いので簡単にボールを奪うことは難しいですが、狙いを持っていないと奪えない。選手は理解して挑戦してくれています。

 

Q:決定力については?

 最低限、「枠を捉えてシュートで終わる」ように練習してきました。最近は枠内シュートが増えていますが、あとは得点を取るための狙いを明確にすることが必要です。プレーに関わる当事者の意識、クオリティーが大事になる。これはやり続けるしかない課題だと思います。

 

残り5試合で昨季以上の成績を目指す 

 

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