トリニータ 9月の連戦を前にポジション別 最新序列 DF&GK編

2020/09/04
  • 大分トリニータ

【GK(ゴールキーパー)】

 

 GKも加わる後方からのビルドアップ(組み立て)の象徴的な存在であった高木駿が、3年ぶりに先発から名前が外れたのは驚きだった。カップ戦でアピールしたムン・キョンゴンが9節からゴールマウスを守っている。

 

 交代の理由として、片野坂監督は「失点の多さに高木自身が責任を重く受け止め、空回りしていた。メンタルの回復が必要だった」と語った。ムンに対しては、「いい準備をしていた。高木ほどのフィードはないが、高木にはない高さがある。ゴール前に立つ迫力やボールストップは素晴らしいものを持っている」と話すように、幾つもの好セーブで失点を防ぐ活躍で評価を上げ、チームに欠かせない戦力の一人に成長している。当面はこの二人を中心に正GK争いが続きそうだ。

 

 二人を追うのが、群馬から加入した大卒2年目の吉田舜。昨季は群馬で正守護神の座をつかみ、安定感のあるプレーを見せている。序列は3番手だが出場機会を得ていく可能性は十分にありそうだ。

 

先発の座を得て急成長を遂げるムン・キョンゴン 

 

 

(柚野真也)

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