2018年から続くリーグ戦の連続先発出場記録は今季も継続中。この長期の中断期間も「自分なりの調整法」で再開に向けて準備している。その一つが料理。元々、凝り症で調理器具から調味料までこだわる松本が作るメニューは、「フレンチから中華まで何でもできる」との腕前。ステイホーム中は週に１回、家族に手作り料理を振る舞う。「気分転換も含めて、いろいろな（予期せぬ）事が起こるなかで焦らない」余裕を持つことが狙い。牧歌的な光景にも、すべて意味が詰まっている。

　「誰もが厳しい時間が続いているが、おウチ時間を楽しんでほしい。明るさまで失ってほしくない。僕はこの時間の楽しさをピッチの楽しさにつなげたいと考えている。リーグが再開したとき、ファンやサポーターの前でサッカーができることが待ち遠しい」。長い“オフ”にしっかり充電して、来るべきときに備えている。

「おウチ時間を楽しもう」と呼びかける

（柚野真也）