トリニータ チーム最年長となった三平和司、自然体でシーズンを迎える

2020/02/10
  • 大分トリニータ

 今季は始動から主力組に入ってプレーすることが多く、開幕スタメンを狙える位置にいる。2年前から数値化される運動量を意識しながら、口にする食べ物にも気を使うようになった。「年齢を気にすることはないが、全ては積み上げだと思っている」と自分にベクトルを向け、現状に甘んじることなく変化を求めている。

 

 ベテランの域に達した今も存在感は大きいが、決して偉ぶることもなく周囲に目を向け、チームの目が一つの方向に向かうように気配りする。新加入選手は「サンペイさんが(既存選手との)間に入ってくれるのでなじみやすい」と声をそろえる。ピッチの内外でバランサーとして振る舞う三平は、今季もチームの中心にいる。昨季は出場機会が少なかったが、与えられた時間、与えられたポジションでチームの勝利に尽力し、首脳陣から高評価を受けた。目標を数字に表すこともなければ、鼻息荒く意気込みを語ることもない。あくまでも自然体でシーズンを迎え、出番に備えている。自身にできること、その全てを披露してくれるに違いない。

 

32歳の誕生日はチームメートに手荒く祝福された

 

 

(柚野真也)

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