トリニータ 全身全霊でゴールを死守する高木駿

2019/11/17
  • 大分トリニータ

 今季のJ1リーグは残り3試合となった。残留を決め、「勝ち点50、1桁順位」と目標を上方修正したチームは、気負うことなく勝利に向けてまい進している。今季、ここまで先発フル出場するGK高木駿は、「プレーの質を上げてレベルアップしたい。残り試合でまだまだできることがある」と貪欲だ。

 

 昨季、J2で全42試合にフル出場し、大きな経験と自信を得た。「今までキーパーをやってきて、やっと輝けるものを見つけられた。自分に自信を持て、表現できるスタイルに出合えたことに感謝している」と話す。GKから丁寧にパスをつないで攻撃を組み立てる“大分のサッカー”の象徴的な選手として、チームに欠かせない選手となった。今季はJ1のストライカーを相手に好セーブを連発し、チームの勝利に大きく貢献した試合が数え切れない。

 

 サッカーにおいてGKは他のポジションと比べ特殊だ。最後尾に位置し、ピッチ全体を見渡す。唯一、手を使える選手として、ゴールを守る最後のとりでとなる。現在、サッカーにおいて、シュートストップだけでなく攻撃の組み立て、攻撃の起点となるロングキックなど、その役割はとてつもなく多い。優秀なGKの条件に“頭の良さ”“読みの鋭さ”“視野の広さ”を挙げる人は多い。無論、前提として足もとの技術やキックの精度、身体能力の要素は触れるまでもない。

 

今季もリーグ戦フル出場を続ける高木駿

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