部員たちの志で日本一の書道部へ 大分南高校書道部

2022/07/21

 現在部員は20人。書道を目指して入学する生徒はほとんどいないという中で、全国で結果を残す要因は部員たちの「主体性」にある。3年生が部の目標、スケジュール管理までを行うという。鹿苑教諭は「目指すのは全国優勝か地区大会のトップかなど、決めるのは部員。結果だけを求めている訳ではないので、こちらからは決めずに部員たちが目指すものを大切にしている」と話す。重要なのは、作品を仕上げるまでの過程で見つかる課題や向き合い方、仲間との絆。それが部員たちにとって一番の財産となり、結果として賞へつながっている。

 

 この夏に開催される「とうきょう総文2022」にも出場が決まっているが、大分南書道部の目指すものは常にその先にある。目の前の大会に一つずつ丁寧に真剣に取り組みながら、9月に行われる国際高校生選抜書展「書の甲子園」で再び全国優勝を目指す。

 

書の甲子園で優勝を目指す

 

 

(塩月なつみ)

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ