吹奏楽 演奏とパフォーマンスを融合、聴衆を楽しませる別府翔青高校

2021/09/01

 ベートーベン生誕250周年+1年としたところに意味があった。250周年を記念した楽曲は、コロナ禍でコンクールに出場することができず披露の場を失った。その1年を越えた思いをベートーベンの楽曲にのせ、「運命」から「第九」までのオリジナルメドレーを奏でる。クライマックスは、マスクをかけたベートーベンの肖像画からマスクを外した時に浮かび出た表情と音楽で聴衆に問い掛ける。「コロナなんて吹っ飛ばせ!」。そんなメッセージを込めた。山本先生は「エンターテインメント集団になった」と最高の褒め言葉で部員をたたえた。

 

 中島は「私たちの学年は次々と学校行事が中止や縮小され、修学旅行も中止となった。全総文は3年生にとって最高の思い出となった。1、2年生にとってもいい経験の場となったと思う。翔青らしい明るい音を追求してほしい」と、卒業までの期間は後輩の指導を行うつもりだ。次のコンクールに向けて、1、2年生を中心に作品づくりが始まる。

 

吹奏楽部を引っ張った3年生

 

 

(柚野真也)

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