車いすバスケ 国際大会を大分で開催、県出身選手も活躍

2019/06/18
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 車いすバスケットボールの国際大会「アジアドリームカップ2019」が15、16の両日、大分市の昭和電工武道スポーツセンターで行われた。今大会には日本、台湾、タイ、中国、韓国といった五つの国・地域の代表と九州選抜が参加。初日は2組に分かれて予選リーグを行い、2日目は決勝トーナメントと順位決定戦を行った。

 

 来夏の東京パラリンピックでのメダル獲得を目指す日本代表は、予選リーグを全勝で勝ち上がり、決勝トーナメント1回戦で中国に88-37で圧勝した。決勝で韓国と対戦。序盤から得意とする速攻が決まり、74-62で勝利し、優勝した。及川晋平ヘッドコーチは、「2日間、選手がよく頑張ってくれた」と労い、「積極的な守備でリズムをつくり、守備から攻撃への切り替えがスムーズだった」と手応えを感じたようだ。

 

 会場には2日間とも車いすバスケの体験コーナーが設けられた。三菱電機が障がい者スポーツを通じた共生社会の実現に向けて2016年から展開する「Going Upキャンペーン」の一環。来場者らが実際に競技用の車いすに乗り、チェアスキル(車いす操作)やシュートに挑戦した。ゴールのリングの高さは3.05㍍と健常者のバスケと同じ。車いすに乗ってジャンプができない状態でのシュートに苦戦しながらも楽しんでいた。

 

ゴール下の攻防は激しかった

 

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