高校バスケそれぞれの現在地④ 別府溝部学園(男子) 圧倒的な強さを手にして再チャレンジ

2019/02/19
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 試合後、肩を落とす選手たちと同様に悔しさをにじませていた末宗直柔監督は3年前に就任し、チームを躍進へと導いた若き指揮官だ。この大会は選手たちに自力で勝利をつかむようにと伝えて挑んだ。追われる立場となった今、大分県で勝つのは当たり前だという自覚を持って練習に励んできた選手たちに対して、もう一歩前進してほしいという思いからだった。準優勝という結果について、「練習の成果はきちんと発揮してくれたが、現状も把握できた大会だった。結果を冷静に受け入れて、次につなげたい」と振り返った。

 

「技術的にも精神的にも、全てにおいて完璧になってほしいというのが今年の選手たちに望むこと。全員がその期待に応えようと努力している」(末宗監督)と、新チームの今後の成長に期待する。ウインターカップを終えて1カ月余り、チームとしての連係がとれず、得点まで結びつかない場面も見られた。個々の技術で勝負することになったが、これからじっくり時間をかけてチーム力を磨き、圧倒的な強さを手にして王座を目指す。

 

得点源として期待される永留圭大(2年)

 

高校バスケそれぞれの現在地

中津北(女子)「発展途上、攻めるスタイルを確立したい」

大分舞鶴(男子)「新スタイルで王者奪還」

大分(女子)「鮮烈デビューから1年、そして、これから」

 

(黒木ゆか)

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