スター候補生インタビュー③ 野球 中園大樹(柳ケ浦高校3年)・上間永遠(柳ケ浦高校3年)

2019/01/03
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 昨年の全国高校野球選手権記念大分大会では、柳ケ浦自慢の二枚看板として先発、抑えと交互に役割を変えながら決勝まで投げ抜いた中園大樹(3年)と上間永遠(同)。あと一歩及ばず甲子園の道は閉ざされたが、両右腕の評価は下がることはなかった。プロ野球から声は掛からなかったが、プロの道を諦めたわけではない。両者とも独立リーグで腕を磨き、最短1年後のプロ入りを目指す。

 

Q:進学や社会人野球を選ばず、二人とも独立リーグでのプレーを決断しました。経緯と選んだ理由を教えてください。

中園 大学進学の選択肢もあったのですが、独立リーグは活躍すれば1年目からプロを目指せます。実践の場が多いし、アピールできる場面が多い。注目されればプロに最短で行けると知り、定岡(智秋)監督と相談して新潟アルビレックス・ベースボール・クラブへの入団を決めました。

 

上間 僕も同じです。プロ野球のドラフト指名がなかったので、レベルが高く、プロに一番近い独立リーグを選びました。大学から進学の話をいただいたのですが、独立リーグはレベルが高いし、徳島インディゴソックスでは1年目からローテーションに入って、プロに評価してもらえるような活躍がしたいです。

 

Q:高校3年間を振り返って、どんな競技生活でしたか?

中園 1年の秋に肘を疲労骨折するなどけがが続き、投げられない時期が多くありました。ケアの知識がなく、トレーナーに自分に合ったリハビリやトレーニング方法を習い、復帰を目指しながら体の使い方やフォームを見直すことができ、身体能力も上げることができました。監督から、「焦らなくていい。自分の体と向き合って、成長した姿を見せてくれ」と言ってもらい、別メニューでの調整方法を尊重してくれたことが復帰につながりました。時間がかかりましたが、最後の夏にマウンドに上がることできて良かったです。

 

上間 新チームになってから調子が上がり、自分の思うような球を投げられるようになりました。秋の選手権で優勝したときは失点も少なく、ベストピッチングでした。でも、最後の夏は調子が上がらず、自分としては不本意でした。

 

けがから復活し、独立リーグからプロを目指す中園大樹

 

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