スター候補生インタビュー② バレーボール 平山詩嫣(東九州龍谷高校3年)

2019/01/02
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Q:高校3年間で得たことは?

A:ちょっとしたことで怒らなくなりました。考えて怒るようになったというのが正しいのでしょうか。今これを言ったらまずいとか、この人にこのタイミングで言うべきでないということが分かるようになりました。これまではチームメートのミスに対して、簡単なことを何でできないんだろと思う自分がいました。今はミスに対して寛大になったというか、ミスはみんなで取り返すものだと考えられるようになりました。

 

Q:いつも冷静沈着なイメージの平山選手ですが、感情を表に出すことがあるのですね。

A:めちゃめちゃありますよ。特に楽しい時は。でも1、2年の頃は試合で喜んでいたつもりなんですが、先輩に「全然笑わないね」と言われていました。今はこれまで以上に楽しんで試合をしているのですが、伝わっています? 伝わっていないみたいですね…。

 

Q:では気を取り直して。これまでの3年間で監督や先輩からのアドバイスなどで心に残っている言葉はありますか?

A:先生の言葉は今も毎日の練習で多くの気付きを与えてくれています。先輩からの言葉では前キャプテンの西村弥菜美さんに「一人で抱え込むな」と言われたことが一番印象に残っています。西村さんとは福岡の中学選抜の時から一緒にプレーをしていたので、東龍に来てからもいつも気に掛けてくれました。高校2年の時に、「勝ち負けにこだわらず、周りの目も気にしなくていい。責任は3年生が背負うものだから」と言われて、すごく楽になりました。最上級生になり、私も西村さんと同じ立場になったので1、2年生が迷ったときは支えられるように意識しています。

 

Q:これまででベストゲームは?

A:良かった試合は覚えていません。どちらかと言うと悔しかった試合ばかり思い出します。昨年の「アジアジュニア女子選手権 大会(U-19)」で日本代表として優勝できたのは自信になりました。中学は強豪チームではなかったので、この3年間はこれまで経験したことのない密度の濃い3年間だったと思います。先生に東龍に来ないかと声を掛けてもらい人生が変わった。すごく感謝しています。

 

Q:次のステージは?

A:Vリーグでプレーします。大学に進学するか迷ったこともありましたが、先生や親にバレーを続けるならレベルの高いところでプレーした方がいいと言われて決めました。環境が変わるのが不安ですが、東龍に入学した時のようにチャレンジしたいです。早くて2020年、遅くても2024年にはオリンピックに出る。それが春の高校バレーで日本一になった後の目標です。

 

Q:最後に春の高校バレーで優勝するために必要なことは?

A:頭を使い、賢いバレーをすること。そして、勝ちたい思いを全面に出すことです!

 

高校最後の大会となる春の高校バレーで日本一を目指す

 

オー!エス!で振り返る平山詩嫣の軌跡

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(柚野真也)

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