大分高校 期待の新鋭、創部1年目で全国目指す

2018/04/20
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 強さの秘密は“4年目の組織力”にある。もともと能力の高い選手たちではあるが、中学3年間で積み上げた多彩なフォーメーションプレーを展開した。エースの秋吉楓(1年)を中心にポジションにとらわれず、どこからでも攻撃を仕掛けることができる。コンタクトプレーの多いゴール下、球際では中学を卒業したばかりのチームは苦戦したが、それを補って余るハンドリングの巧さでカバーした。

 

 「強いチームに挑む楽しさしかなかった。私たちは挑戦者だし、怖いものはない」と秋吉。臆することなく、バスケットボールを楽しむ姿は爽快だった。中津北戦では、第2クオーターまでリードする予想外の展開に会場の期待感は高まった。中津北のオールコートゾーンプレスを前に点差を広げられる場面があったが、相手の守備網をくぐり抜け得点を重ねた。井場田監督の指示にすぐに対応できる適応力に優れ、王者を追い詰めた。第4クオーターで体力の差が出てしまったが、6月の県高校総体に向け大きな自信をつけた。井場田監督は「まだまだ挑戦者。それを常に忘れず明るくバスケを楽しみたい。彼女たちは成長過程であり、大きな可能性を感じた」と話した。

 

「強いチームと対戦して楽しかった」と秋吉楓

 

(柚野真也)

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