笠置晴菜(女子バスケットボール・デンソー) これからも続くサクセスストーリー

2018/02/14
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 順調にサクセスストーリーを歩んでいるが、高校3年の時には右膝前十字靭帯損傷で選手生命が危ぶまれた。一刻も早い回復を目指して懸命なリハビリをこなし、復帰した。「これまで長期間休んだことがなかったので、練習や試合から離れている間は、復帰して元のプレーができるか不安があった。あのけが以降は、バスケに対する気持ちが強くなった」。バスケットボールができるモチベーション、感謝の気持ちが今のプレーにつながっているという。

 

 デンソーではベンチに座る時間は長い。高卒ルーキーがいきなり試合に出場できるほど甘い世界ではないが、エースガード稲井桃子のファウルが重なった時やけがをしたときの代役として、試合出場時間を少しずつではあるが伸ばしている。「ミスが多くてまだまだ実力不足。信頼を勝ち取らなければいけないが、新人なのでミスを恐れず、強気なドライブで得点やアシストを重ねアピールしたい」とポジティブだ。

 

 凱旋試合となった大分大会では、「先輩や後輩が応援してくれ励みになった」と感謝の言葉を述べ、「今度、大分で試合があるときは長い時間プレーができるようになっていたい」と力強く語った。「最近、A代表(年齢制限のない日本代表)の合宿に参加させてもらい刺激を受けた。自分もいつかここでプレーするんだと思えた」と新たな目標が定まった。期待の新人は、まだまだ成長途中だ。

 

ベンチに座る時間は長いが着実にプレータイムは伸びている

 

(柚野真也)

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