全九州高校バスケットボール春季選手権大会県予選 男子は大分舞鶴、女子は中津北が優勝

2018/02/07
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今年も中津北は強い 

 

 女子は中津北が強さを見せつけたが、本調子には遠かった。全国大会常連校であるが故に、他校に比べ新チームの始動は遅くなる。決勝リーグの藤蔭戦は常にリードする展開だったが、第3クオーターでは一時3点差まで詰め寄られた。ただ、そこから伝統の強烈なプレッシングと球際の強さで圧倒し、点差を広げた。平川稚尋(2年)は「リバウンド、ルーズボールへの執念がまだまだ足りない」と反省したが、勝負どころでの集中力は凄まじかった。

 新チームとなり1カ月余り。完成度の低さは否めない。ただ、それは百も承知だ。大津留礎監督は「春までに個々のスキルを上げ、その後、個の力を結集してチームのスタイルを築く」と話すように、時間をかけてチームを熟成させるつもりだ。選手も常勝チームとして先輩が歩んできた過程を見ているので理解できている。「今は課題を明確にする時期」(平川)と、今大会の優勝は単なる通過点としか見ていないようだった。

 

新チームにも球際の強さは根付いている

 

(柚野真也)

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