県高校新人戦バレーボール大会 別府鶴見丘、東龍が貫禄勝ち

2018/01/23
  • HEADLINE

地力に勝る東九州龍谷

 

 女子は長らく東九州龍谷が独走し、大分商業高校、臼杵高校、国東高校が追いかける「1+3強」時代が続いている。東九州龍谷は昨年、インターハイでは優勝し、続く国体、春高バレーでも準優勝した。主力の3年生が抜けた影響は計り知れないが、優秀なタレントは枯渇することがない。キャプテンの平山詩嫣、合屋咲希、梅津憂理ら春高バレーでセンターコートに立った2年生を中心に、東九州龍谷の代名詞となる高速バレーを引き継ぎ、県高校新人戦でも対戦相手を寄せ付けなかった。

 

 準決勝の国東戦では、2セット目はジュースまで持ち込まれ、ヒヤリとする場面もあったが勝ち切る強さがある。平山が「今できることを突き詰めた」と話したように、難しいことをするのではなく基本に忠実に、状況に応じてプレーを選択する。当たり前のことを淡々とするから、相手に付け入る隙を与えない。これから監督が選手個々の役割を明確にし、戦術を落とし込み、チームとして成熟していけば、全国大会での優勝も見えてくるだろう。

 

新チームではキャプテンとなった平山

 

(柚野真也)

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ