鶴崎工業 強者のメンタリティで古豪復活を遂げる 夏の強化プラン⑥

2017/08/23
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高校サッカー選手憧れの冬の選手権(全国高校選手権)に向けて、9月2日に県予選抽選会がある。

柳ケ浦、大分、大分南、大分工業などシード校が中心となりそうだが、充実した“ひと夏”を越すことでチーム力がガラリと変わることはよくある。

「第14回大分西部高校サッカーフェスティバル」に参加した大分西日出総合大分東明大分鶴崎大分上野丘、そして鶴崎工業の6校の夏の強化計画をチェックした。

 

鶴崎工業高校

県高校総体結果:準々決勝敗退

 

 赴任して2年目となる松田雄一監督。これまで何度も冬の選手権やインターハイなど数々の全国大会に出場した名将は「これまでのスタイルを引き継ぎながら改革する部分は断行する」と、選手に強者のメンタリティを植え付けている。

 3年生26人、2年生20人、1年生24人と大所帯のチームの中心は、やはり3年生。この学年は県高校1年生大会でベスト4と結果を出し、滞在能力は高い。鶴崎工業35年ぶりの冬の選手権出場に向け、3年生は「歴史を変えるために走り勝つ」と意識は高く、徹底的に走り込んだ。

 1月の県高校新人戦では大分高校に1−3で完敗したが、6月の県高校総体では大分高校に負けたものの0−1と追い詰めた。松田監督は「守備は安定してきた。得点力不足を解消して、どの試合でも2、3点取れるチームをつくる」と目指すチームの形は明確だ。

 

この夏の強化プラン

 

(1)フィジカル強化

暑さのなかでたくましく戦える体力を養う。厳しい練習を乗り越えることで仲間意識も芽生え、チームワークの熟成を図る。

(2)選手層の拡充

1年生のレベルは高く、OFAリーグではファーストチームだけでなく、セカンドチームも快進撃を続けている。手を抜けば試合に出られないほどチーム内の競争意識が高い。

(3)強化試合でレベルアップ

県外遠征により全国の強豪チームと練習試合を重ねている。最近はどのチームと対戦しても互角以上の戦いをし、自信を深めている。

 

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