今こそ“家メシ力”⑤ ブカツ生・クラブ生を支える理想の食生活【ウエイトコントロール型】

2020/04/14
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 スポーツでは競技や種目によって使う筋力も求められる能力も異なる。当然、体をつくり、エネルギーの源となる食も変わる。第5回は新体操など、審美系競技のウエイトコントロール型の食事メニューを紹介する。

 女性アスリートの健康管理において、「女性アスリートの三主徴」と呼ばれる①利用可能なエネルギー量の不足、②視床下部性無月経、③骨粗しょう症が問題点となっている。特にウエイトコントロールを強いられる競技は、カロリー制限するなかで運動量に見合った食事をしないとエネルギー不足となり、貧血をはじめ疲労骨折などのけがにも影響を及ぼすため、食材を上手に選び、調理方法の選択でエネルギーを調整することが必要となる。

 

 審美系競技など「魅せる」競技において、体を奇麗にみせるための体重コントロールやトレーニングの強度、頻度などの調整には気をつけなければならない。正しい減量とは、「単に食事制限をするのではなく、ベストコンディションでベストパフォーマンスができるように、筋肉量を落とさず体脂肪率を下げていくこと」と話すのは公認スポーツ栄養士の銅城順子さん。

 

 減量によるストレスを回避し、食べるタイミングや量、質を考えながら上手に取り入れることで長期的な減量を成功させたい。そのためには「バランスの良い食事の基本型」を整え、余分な脂質・糖質を減らし栄養密度を高めることがポイントになる。銅城さんは「無理なく続けることが求められることから、低カロリーでも満足感のあるものを選ぼう」と話す。

 

 

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