3年生、冬物語 vol.1 駅伝男子  闘走心で駆け抜けた3年間(大分東明高校)

2020/01/11
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 目標の表彰台へは届かなかったが、年末の男子第70回全国高校駅伝競争大会(京都府)で大分東明は県高校記録を2分近く更新する2時間2分52秒で6位に入賞した。「タイムには納得できたが表彰台に上がりたかった。誰もが6位という結果に対して悔しいと思えたのが成長の証しだと思う」。キャプテンの上野優人(3年)は悔しさを口にしたが、初めて走った都大路で力を出し切ったことに安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 

 最上級生になった当初は苦難の連続だった。「強く発言できるタイプではないので行動で示したかったが、けがで先頭を走ることができなかった。同級生もけがが多く、下級生が前を走ることが多かった」と上野。キャプテンとなったが何を言っても説得力が足りず、心に響かない。不協和音が生じることはなかったが、どこかギクシャクした空気が部内に流れていると感じていた。

 

キャプテンとして部員を引っ張った上野優人

 

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