佐伯鶴城高校女子水泳部 課題を意識し、フィーリングをつかむ

2018/02/13
  • クラブ・部活訪問

 練習を見ていると、全員がキラキラした笑顔で、本当に泳ぐことが好きだということが伝わってくる。男女・学年に関係なく仲が良く、チームワークも抜群だ。「チームメートの男子がライバル」と髙野二葉(1年)が話すように、お互いを尊敬し、刺激し合い、高め合える仲。全員が“継続は力なり”の言葉を胸に一丸となり、日々の積み重ねで着実に力を付けてきている。

 

 「一人ひとりのその日の表情や雰囲気を感じ取って声を掛ける。泳ぎは感覚で覚える部分も多いので、本人たちが課題を意識し、良い感覚をつかんでくれればいい」と下城監督。選手たちの泳ぐ姿を、プールサイドを何度も行き来しながらじっと見詰め、泳ぎ終わるたびに選手に声を掛ける。選手たちはその言葉をより多く吸収しようと真剣に耳を傾け、また自分自身と戦う―。水泳は孤独な戦いのようにも見えるが、常に上を目指す選手たちの表情は明るい。「努力の積み重ねが飛躍につながる」確信を得たように思えた。

 

泳ぎは感覚で覚える部分も多く反復練習するしかない

 

(黒木ゆか)

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