大分豊府高校フェンシング部 自主性を重んじ、成功体験につなげる

2018/01/18
  • クラブ・部活訪問

 練習は平日が授業後の2時間、休日も3時間程度に絞ることで、効率的で質の高い練習を集中的に行っている。技術面でチームを引っ張るのは、ジュニア時代から活躍し、2017年のアジアジュニア・カデ選手権でも優勝した中村太郎(2年)。本人も「経験が一番多いのは自分だから、技術面でみんなに教えてあげられることが多いのは当たり前。伝えられることは全部伝えて、チームを引っ張っていく」と責任感は人一倍だ。「高校からフェンシングを始めた選手も多い中で好成績を収める豊府高校フェンシング部男子の活躍には、彼の力が不可欠だ」と中村監督も話す。

 

 メンタル面ではキャプテンの御手洗拓真(2年)を筆頭に、学年や経験に関係なく、お互いが声を掛け合う姿が印象的だ。“自分たちで考え、工夫し努力する”という監督の教えが伝わり、選手たちのフェンシングに対する情熱やチームワークも日々高まっている。

 

新人戦の団体戦で3種目制覇を達成した

 

(黒木ゆか)

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