明豊高校男子卓球部 全国常連校の強さの秘密は、高速卓球と圧倒的な練習量

2017/12/06
  • クラブ・部活訪問

 その言葉通り、この日の練習でも速さを意識したメニューが組まれていた。安定したボールを打てるようになるために「とにかくボールを打つ」。早いテンポで球出しし、スイングをコンパクトにしてインパクトの瞬間だけ力を入れて打ち返す。「速く、強く、正確に打つために、数多くのボールを打って感覚を身につけることが大事」と藤本総監督。

 

 平日は15時から20時50分まで、土日祝日は8時から18時と練習量は他校を圧倒する。平日は練習の合間に補食を取り、食育にも積極的に取り組んでいる。土日祝日はほとんどの大会が9時から始まるため、体内時計を合わせるために試合がある時間帯に練習時間を設定している。「勝つために何でも取り入れたい」とはキャプテンの近藤。無駄なものを排除するために試合前々日に頭を丸めるのは、もはや伝統の儀式。これまでインターハイ、国体、選抜大会など数多くの全国大会に出場し、輝かしい実績をつかんできた先輩たちへの憧れとともに、「自分たちが最高の結果を残したい」という強い決意がある。まずは九州でNo.1の称号を獲得し、3月の全国高校選抜大会へ勢いをつけたい。

 

圧倒的な練習量で正確にボールを打つ感覚を身につける

 

(柚野真也)

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